病院のロゴを作る時に考えること | ロゴジャパン
病院のロゴを検討されている方へ
病院・クリニック・診療所のロゴは制作するべきか?
総合病院であれば、病院のロゴは必ず必要と言えます。様々な診療科を持つ総合病院の場合、統一すべき印であるロゴの存在は欠かせません。
一方、開業医などの場合はクリニックのロゴや診療所のロゴは果たして必要あるのかということになります。
ロゴの無い病院(クリニック)の看板は、まだ結構目にすることがあります。新規で開業したような病院の場合はあまりロゴがないということは少なくなってきているのかという気もしますがそれでも結構新しいビルの袖に縦看板で病院名だけというのを見かけることもあります。
「病院名だけの看板や名刺」と「ロゴと病院名が入った看板や名刺」の違い
ロゴジャパンをご利用いただく医療系クライアントの中には、開業医の方や既にクリニックを開業していてロゴが必要になったというお医者さんからの注文も少なくありません。
今から病院を開業するのであれば、やはりロゴは必要だと考えます。
患者さんは、インターネットを使って病院を探すのが当たり前の時代です。私も病院を探すときはインターネットを利用しています。そして、その病院やクリニックに関しての評判を口コミ情報などから確認します。
ただ、あまり口コミばかりもあてにはできないということもわかっています。なので、口コミ評価の良い病院やクリニックのホームページを見ることにしています。そしてその病院にロゴがあるかないかは、意外と選択肢の判断基準にもなります。ロゴもない病院なのか?という判断が下ってしまうということです。
新規開業の場合、新たに患者さんを獲得しなければなりません。ホームページの印象が良かったりロゴのデザインが良かったりというビジュアル的な部分の評価もとても重要です。口コミも集まらない中で、どう病院をアピールしていくか、そこにはロゴの存在は欠かせないと思います。ロゴがあることで、
ひどいデザインのロゴなら無い方がいいとは思います。
かなり以前から開業されているようなお医者さんは、クリニック名(文字)だけという場合もあります。
既に患者さんがかかりつけ医として必ず通院されているような場合、ロゴはそれほど必要ないかもという気もします。今更ロゴを作ってもということです。ただ、クリニックをリニューアルするなどイメージチェンジを図るのであればロゴを作った方がいいでしょう。
病院のロゴの役割
病院の名前が長すぎる場合、ロゴがあると違います。
例えば、こんな名称のクリニックがあったとします。「多摩ニュータウン胃腸科内科クリニック」文字数は18文字。
地域名と診療科名とクリニックを組み合わせた一般的な病院の名前です。
しかし、病院名が18文字とかなりの文字数なので看板に入れた時に文字だけでは小さくて読めないのではという懸念があります。
遠くからの視認性は決して良いとはいえません。
このような事態をカバーできるのがロゴマークです。
ロゴマークを大きく扱い、文字は小さくてもロゴのビジュアルで認知させるということです。
人が瞬間に読める文字数は1秒あたり4文字だそうです。
歩きながら、走りながら飛び込んでくる看板に目を向けたとしても、あまり長い病院名では認知されないということになります。
ロゴを使用すれば読まずにビジュアルとして認識してもらうことが可能です。病院名が長いならロゴは必要です。
本当に病院のロゴが必要かというのは、このように状況によって変わってきます。
- 総合病院であれば必要
- 今から開業するのであればあった方が良い
- 病院名があまりに長い場合はロゴを使用した方が良い
- 病院を移転したりリニューアルするのであればこの機会にロゴを作った方が良い
- 近隣に似たような名称の病院が存在するのであればロゴは作った方がいい。
既に開業済みで、新規の患者さんを増やそうとは考えていないのであればロゴは必要とは言えない。
ホームページを開設するつもりがないのであれば、そこまでロゴの必要性はない。
なぜ、作らなくてもいいかというと、病院のロゴを制作した場合、そのあとに派生するツールがかなり多いということが挙げられます。
ロゴを作ったことで、看板を作り直し、診察カードを作り直し、ホームページを作り直し・・。とても費用と労力が嵩みます。
必要に迫られていないのであれば、ロゴを作らないという選択肢もあるのではないかと考えます。