【会社ロゴ作成】のための判断のポイント

ロゴデザインの依頼

この記事は、会社のロゴ作成をデザイナーやデザイン会社に依頼する経営者や個人事業主の方など「ロゴデザインの発注者向け」の記事になります。
ロゴデザインの制作者向けの記事や会社のロゴの必要性に関しては下記リンクからご覧いただけます。

今回は「ロゴを作成することは決まている」が実際にどのように依頼先を選んでいけば良いのかという「会社ロゴ作成の判断ポイント」についてお話しいたします。

基本的にはインターネットを通してロゴのデザイン依頼を進めていく方向けの記事になります。
既に付き合いのある「広告代理店やデザイン事務所、印刷会社」などへのロゴの依頼をご検討されている方向けの記事内容ではありません。
ネットからの依頼で、会社のロゴを作成しなければとお考え中の方は、ぜひ最後までお読みください。読み進めることで、どのような方法で会社のロゴを作成すれば良いのかがわかると思います。

記事の信頼性

この記事を書いているのは、ロゴデザイナー歴18年以上、グラフィックデザイナー歴25年以上の現在ロゴジャパンおよびロゴマークガーデンを運営している現役ロゴデザイナーです。

  1. ロゴの納期によって依頼先は変わります。
    1. 会社のロゴがいつまでに必要ですか?
  2. ロゴデザインの相場の考え方
    1. ロゴのデザインを外注委託している場合はデザイン料金は高くなります。
      1. デザイナーをたくさん抱えていることを売りにしているロゴ作成サイトなど
    2. ロゴのデザインはどのくらいの料金なら安心なのだろうか?
  3. 販売ロゴの相場:10,000〜50,000円くらい。それ以上は高い。
    1. 完成済みの「販売ロゴ」を選ぶ際のポイント
      1. しっかりとロゴについての説明がなされているか|重要度 ★★★
      2. オリジナリティを感じるロゴのデザインになっているか?|重要度 ★★★
      3. 派手なグラデーションのロゴは極力選ばないように|重要度 ★★
      4. 選ぶべき優先順位は「デザインクオリティ、価格」の順で|重要度 ★★
  4. オリジナルロゴ作成の場合:4万円〜 10万円以内。それ以上は高い。
    1. フルオーダーで「会社ロゴデザインをオリジナルで」作成する際のポイント
      1. ロゴのデザインは誰に依頼するかがとても重要|重要度 ★★★★
      2. 会社の実績ではなく個人の実績でロゴを入するかの判断を|重要度 ★★★★
      3. 10万円以下のロゴデザイン作成サイトから探す|重要度★★★
      4. ロゴの提案数が多ければいいというわけではありません|重要度★★★★
  5. 安い個人のデザイナーにロゴ制作を依頼しても大丈夫?
  6. 提案されたロゴを選ぶときのポイント

ロゴの納期によって依頼先は変わります。

会社のロゴがいつまでに必要ですか?

デザイン全てにおいて当てはまりますが、会社ロゴデザインを作成する場合も納期が決まっているかで、ロゴデザインの依頼先が変わってきます。ロゴのデザインの依頼先を決める前に、まずは納期の期限の確認が重要になります。

早急にロゴが必要(即日から2週間以内)

完成済みのロゴを販売しているロゴ販売サイト」を利用するのがベスト

とにかく納期までの日数がないために、ロゴのデザインをフルオーダーで依頼していたのでは間に合わなくなります。既にデザインが出来上がっている「完成済みのロゴマーク」から選ぶのであれば、気に入らないロゴデザインを選ぶ必要はなく、気に入ったロゴを探すだけです。
しかし、フルオーダーでロゴのデザインを依頼した場合、気に入ったロゴができてくるという保証はありません。納期的にも再提案している時間もないので、納期までに時間がない場合は完成済みのロゴを販売している「ロゴ販売サイト」を利用するのがオススメです。

1ヶ月くらいの間にロゴが必要

ロゴ販売サイト
オリジナルロゴをご無料提案してくれるサイト

1ヶ月くらいあると、会社のロゴをフルオーダーで依頼できるようになります。ただし、提案されたデザインを早く決定することができる場合です。初回の提案でそのまま直しもなく納品できれば良いのですが、大概は何度か修正になります。今では無料でロゴを提案してくれるサイトがかなりあるので、いくつか同時に依頼することで比較もできます。
ただ提案されたロゴのデザインが全滅という可能性もありますので、同時に完成済みの販売用のロゴからも候補をいくつか選んでおくこともお勧めします。販売ロゴの場合でも依頼から納品までは5日〜10日ほどは見ておいた方が良いです。(販売ロゴの場合は売り切れになることもあるので候補を数点必要です)

日数には余裕がある(納品日は決めていない

どのようなロゴの依頼先でも時間的には可能

どのような依頼先でも時間に余裕があるなら大丈夫だと思います。コンペなどを開催するのもいいとは思いますが、ただし、コンペだけは注意してください。(実際にコンペを利用して模倣作品をつかまされ被害を受けた企業もあります)また、スキルサイトなどを利用する場合も、しっかりとデザイナーの実績やプロフィールなどを確認し、信頼できるかを判断する必要があります。

ロゴデザインの相場の考え方

ロゴデザインの相場ははっきり言ってバラバラです。もともとデザイン料と言うのは、誰が作るかによってかなり料金の差がありました。ほとんどが独自の基準でデザイン料は決めています。
ロゴデザインの相場は、と一括りにしてしまうと、「安い高い」だけの判断になってしまいますので、それだけで判断するのはお勧めしません。

ロゴのデザインを外注委託している場合はデザイン料金は高くなります。

デザイナーをたくさん抱えていることを売りにしているロゴ作成サイトなど

外注のデザイナーさんを使っているところはロゴの作成料金は基本的には高いです。外注デザイナーさんに支払うデザイン料に上乗せして請求するわけですので、他より高いのは当たり前です。デザイナーをたくさん抱えているようなことを「売り」にしているロゴ作成サイトなどは他より金額が高いです。

ロゴのデザインはどのくらいの料金なら安心なのだろうか?

ロゴ制作に参入される方が非常に多くなったので、ロゴの料金もかなり極端に幅があります。個人の経験のほとんどないような人にロゴのデザインを頼めば、それこそ3千円くらいでやってくれるのではないでしょうか?また、大手の代理店に頼んだ場合は数百万円となる場合もあるでしょう。

あまりに極端な例は、実際にロゴデザインを発注する人にとって役に立たないので、今回は長年の経験から相場感を表示してみました。

販売ロゴの相場:10,000〜50,000円くらい。それ以上は高い。

完成済みのロゴであれば、大体1万円から5万円以内くらいまでが相場です。それ以上だとやはり高いと感じるのではないでしょうか?

完成済みの「販売ロゴ」を選ぶ際のポイント

しっかりとロゴについての説明がなされているか|重要度 ★★★

ロゴについての説明があるかないかは、実はとても重要です。ロゴがどうしてそのようなデザインになったのかの説明があれば、納得もできますし、模倣していないと言うこともわかります。また、会社のロゴとして使用する場合、「なぜそのようなロゴのデザインになったのか」「このロゴの意味は?」などと聞かれる場合も出てきます。企業のホームページにも、よく自社のロゴの意味について掲載している場合もあります。

オリジナリティを感じるロゴのデザインになっているか?|重要度 ★★★

似たようなデザインのロゴも存在すると思います。会社のロゴとして使用するのであれば、やはりロゴのデザインにオリジナリティを感じられるかは重要なポイントです。シンプルなロゴは使いやすく流行り廃りにも影響されづらいですが、類似している場合があるので、少しでもオリジナリティを感じられるロゴデザイン を選ぶことをお勧めします。

派手なグラデーションのロゴは極力選ばないように|重要度 ★★

ロゴは何年も使用し続けていくデザインです。流行り廃りがないようなロゴを選ぶのが一番お勧めです。それはシンプルなデザインになります。また、グラデーションを使用していたとしても、派手なイメージでないのなら大丈夫ですが、派手すぎるグラデーションのロゴは本当にお勧めできません。なぜなら、数年後に廃れた感が如実に現れるからです。見極めるポイントとしてこう考えてください。「5年、10年後にこのロゴを使っていてもおかしくないか?」というような見方で選ぶといいと思います。

選ぶべき優先順位は「デザインクオリティ、価格」の順で|重要度 ★★

私が運営している完成済みのロゴを販売している「ロゴマークガーデン」で一番売れているのは36,300円のロゴマークです、次に44,000円。そして29,800円。一番下の価格帯の22,000円が一番売れていません。ほとんどのお客様はデザインのクオリティを優先しています。
ロゴという商品の性質上、何年も何回も使用するので、1回あたりの使用料として計算してみると1日あたり数円です。 44,000円のロゴでも10年使用した場合は1日12円になります。この先の10年「安いから好みではないロゴを使用する」のか、最初は「少し高いけど気に入ったロゴを使っていく」のかということだと思います。

オリジナルロゴ作成の場合:4万円〜 10万円以内。それ以上は高い。

フルオーダーでロゴのデザインを依頼する場合は、依頼内容によっても違うと思いますが一般的には10万円を超えたら高いと思った方がいいです。わざわざ高いところに依頼する必要はないと思います。
起業や開業でいろいろなものが必要になりますので、資金に余裕がある場合は別として中小企業や個人事業主の場合は10万円以内を目安にした方がいいです。逆にあまりに安い場合は、しっかりと制作実績を見てから判断してください。実績がなかったり提案数が少なかったり、またはデザインを本業にしていなかったりなどの確認を。

フルオーダーで「会社ロゴデザインをオリジナルで」作成する際のポイント

ロゴのデザインは誰に依頼するかがとても重要|重要度 ★★★★

ロゴのデザインは、どこの会社に依頼するかではなく、誰が作るかが重要です。技術やセンスを売る商売は個人のスキルに大きく影響いたします。例えば、美容室などでも「あの人に髪を切ってもらいたい」と指名することもあるでしょうし、寿司屋のカウンターに座ったら「大将に握ってもらいたい」と思うこともあるでしょう。家を注文設計する場合などは、どの建築家にお願いしようか考えると思いますし、何かを習うときも「あの人に教えてもらいたい」というように「人」を指名しているものです。

ロゴのデザインも全く同じで、例えば同じテーマでロゴを依頼しても作るロゴデザイナーによって全く違うデザインが出来上がります。ロゴをオーダー制作するなら、ロゴデザイナー を指名して作れるかは大きなポイントになります。

会社の実績ではなく個人の実績でロゴを入するかの判断を|重要度 ★★★★

これも重要なポイント。ここに頼むと、どんなロゴができるのかと「ロゴの制作実績」などをご覧になるかと思います。その際のロゴの制作実績の見方は、誰が作ったかで見分けてください。もしロゴの制作実績の中で気に入ったようなロゴがあったなら、それはどのロゴデザイナーが作ったかということです。その人以外に依頼すると、思っようなロゴデザインにならない可能性が大きいです。ロゴデザイナー を自社で抱えている場合は、デザイナーを指名できない場合もあります。ひとりに偏りすぎて、手の空くデザイナー が出てしまいますので、手の空いているデザイナーが作るということもあります。

10万円以下のロゴデザイン作成サイトから探す|重要度★★★

高ければ良いだろうという考えは、ハズレではありませんが当たりでもありません。10万円を超えるようなデザイン料の場合は全く後回しでいいと思います、(ロゴの納期までに1ヶ月以内の場合は同時依頼でもいいと思います)
今は、割と低価格でしっかりとロゴデザインを作成してくれるデザイナーやデザインサイトはかなり多いです。10万円以内で探せば結構あると思います。
ただ、ロゴは何年も使用していくうちに一部変更などの手直しが発生することもあるので、個人のロゴデザイナーの場合は自分のサイトを持っていて、しっかり運営しているようなロゴデザイナーに発注した方が良いです。スキルサイトやコンペサイトにしか登録していないようなデザイナーに依頼すると、数年後に連絡が取れないという場合もあります。ロゴは数年後に一部手直しするということがよくあります。私の場合もそのような依頼は時々あります。他所の人が作成したロゴを直すのには抵抗があるデザイナーも多いと思います。ロゴには著作人格権というものがあるので私の場合はお断りしています。

ロゴの提案数が多ければいいというわけではありません|重要度★★★★

ロゴの提案数の多さなどを売りにしているようなサイトなども結構あります。コンペサイトなどを利用するとロゴの提案数が数十から百超えなんてこともあるようです。しかし、参考までにコンペサイトを見てみると、バリエーションも1デザインに含まれているようです。バリエーションはデザイン案には本来含まれません。ロゴの提案数を見る場合はその辺りの注意が必要になります。

多すぎるロゴデザインの提案は決めるのに迷う。

ロゴの提案数が多すぎることの弊害は、選択肢がありすぎて迷うということが挙げられます。ロゴのデザインを決定する場合、いろいろな人に、提案されたロゴのデザインを見せて、多数決で選ぶという経営者の方も割といらっしゃいます。私のところでも、「みんなで選んでこのロゴデザインに決めました」という決定のメールをいただくことがあります。私の場合は本サイト経由でお申し込みの場合は3から6案ほどロゴのデザインをご提案することが多いのですが、それでもかなり悩みましたというお返事もいただくことがあります。
人の好みはそれぞれなので、提案数が多い場合、なかなか決めるのは難しいのではないかと思います。それなら、しっかりと制作意図を明記した数案の提案のほうがいいと思います。ロゴマークの場合なら4、5案くらいが一番いいのでは?私も昔は2、3案くらいの提案をしていた時期もありますが、今はなるべく、3〜6案ほどをご提案するようにしています。

安い個人のデザイナーにロゴ制作を依頼しても大丈夫?

デザイナーとして、ずーとやっていく人なら大丈夫だと思います。デザイナーでデビューして、まだ作品がないので価格を安くしてオーダーを受けたいと思っているのではないでしょうか?自分の制作実績を増やすために最初のうちは価格を下げてロゴデザインの依頼を受ける方も多くいらっしゃいます。ただ、実績がないのでどのようなロゴのデザインができるかには少し不安は残ります。

副業のデザイナーの方や主婦や学生デザイナーの場合、会社のロゴデザインを依頼するには一考する必要があります。会社ロゴは数年後に変更する場合があります。私が制作した会社ロゴも何年後かに一部手直しをしてほしいなどと言うような依頼があります。
副業のデザイナーの方や主婦や学生デザイナーの方とその時に連絡がつくでしょうか?ロゴには著作人格権があるので、他の人にお願いして勝手にロゴのデザインを変えると言うのは少し気をつける必要があります。私の場合はすべてお断りしています。
副業のデザイナーや主婦、学生のデザイナーにロゴ制作をお願いする場合は、永く使用しないロゴ、例えば「短期のキャンペーンロゴ」や「5周年、10周年などの1年間しか使用しないようなロゴ」ならいいのではないでしょうか。そういう場合はコンペでもいいと思います。

提案されたロゴを選ぶときのポイント

提案されたロゴのデザインを選ぶのは、本当に重要なポイントです。どんなに優れたデザインのロゴマークをロゴデザイナーが提案してくれたとしても、最終的にはロゴのデザインを選ぶ「依頼主の目利き」次第になります。
ロゴを選ぶ際の注意点に関しては下記の投稿に記載していますので、そちらで確認してください。

会社ロゴ作成で間違わない為のロゴデザインの選び方
オリジナルで制作依頼をしたロゴや販売用のロゴマークなどロゴを制作するときには、必ずどれか一つのデザインを選ぶ必要があります。どうしても見た目でシンボルマークを選んでしまいがちですが、失敗しないためにもロゴを選ぶときにはいくつかの点に注意して選ぶことをお勧めします。
ロゴのデザインを選ぶ際に見落としがちな3つのポイント
提案されたロゴのデザインを選ぶ際のポイントをいくつか紹介しています。ただデザインがかっこいいからというような選び方では後々後悔することになりかねません。そのためにもロゴ選びのポイントをしっかり押さえておきましょう。

以上、会社ロゴ作成のための判断ポイントについて記載いたしました。ロゴの制作は時間に余裕を持ってというのがじゅうよ

このロゴを作って、記事を書いている人

ロゴデザイナー|タケハラ
ロゴデザイナー歴18年以上(デザイナー歴はそれ以上)、数千点以上のロゴを制作。
<ロゴ制作実績>映画翻訳家アンゼたかし氏、東京都子育て応援東京会議、留学生進路支援センター、マイナビ就活チャンネル、全国競馬労働組合、九州工業大学理数教育センター、京丹波町国際交流協会 他多数。その他のロゴ作品の一部を公開

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